お役立ち情報サイト ”のぶログ”

熱中症の年代ごとの対策方法

      2016/03/31

「熱中症」と聞いた時、炎天下での運動や屋外での労働を思いうかべます。しかし、これほどまでに、熱中症が知られてきているのに、年々患者数が増えているのはなぜでしょうか?
熱中症を予防するために年代ごとに気をつけるポイントとはどのようなものなのでしょうか?
mig[2]

出典:http://matome.naver.jp/odai/2136843715112834601

乳児・幼児の場合

乳幼児は体に含まれる水分量が大人より多いです。そのうえ、新陳代謝が盛んでたくさんの汗をかき、体の水分が蒸発しやすくなっています。周りにいる大人がこまめに水分補給に気を配るようにしましょう。

また、子供は上手に言葉で伝えることができないため、普段から体調を注意して見守るようにしましょう。普段より、顔が赤い・熱っぽい・青ざめている・汗をたくさんかいている・ぐったりしている・おしっこの量が少ない。などのサインを見逃さないようにしましょう。

衣類の調節をこまめにするようにしましょう。体温調節機能が未熟な赤ちゃんや小さな子供は、寒さより、暑さが苦手です。外出時は、通気性の良いつばのある帽子をかぶせる・汗をかきやすい首元や背中にはガーゼをはさみ汗をかいたらとるようにする・汗を吸う綿素材の衣類や体を締め付けない形の服を着用する・薄い素材の服や濃い色の服をさけ、熱の吸収をさまたげる・肌を太陽の熱から守るためにノースリーブなどはさけるなど、暑い所では熱を吸収しにくく、体の熱を放散できる服を着させるようにしましょう。また、暑い外からエアコンの効いた室内に入った時には、汗を拭き、衣類を羽織るなどして調節をするようにしましょう。

子供は大人より新陳代謝が盛んで汗をかきやすいため、こまめに水分をとるようにしましょう。一度に飲める量も多くないため、運動時や外遊びの時には水や麦茶で水分補給をするようにしましょう。子供は甘いジュースなどをほしがることがありますが、砂糖の入ったジュースや炭酸飲料などは、砂糖の摂り過ぎなどから、精神面の乱れや、、集中力や体の機能の低下に、大きく影響していると言われています。質の良い水分補給を行うようにしましょう。

外出や遊ぶ時間は正午から午後3時までは避けるようにしましょう。子供は大人より背が低いため地面からの照り返しを受けやすいです。特にベビーカーなどは地面に近く、背中も密着しているため熱がこもりやすいので注意しましょう。

車中に子供を置いたまま、少しの間買い物にでかけ、戻ってきたら、子供がぐったりしていた・・・などの痛ましいニュースを聞くことがあります。子供が車の中で眠ってしまったからなどといって、そのまま出かけるのは絶対にやめましょう!(車のような狭い空間では屋外の気温が23度前後でも、密閉した車中は50度近くなるという結果がでています)

室内ではエアコンの冷気は下の方にたまります。エアコンをつけていると女性などは足元が冷えて仕方がない。というのも頷けますね。乳幼児の場合、床に直接敷いた布団に寝かせる時は冷えすぎないように注意しましょう。エアコンの冷風が体に直接当たらない場所に布団やベビーベッドを置くようにしましょう。室温を28度位に設定して、扇風機などを併用して部屋全体に空気がまわるようにしましょう。

スポンサーリンク

学童・学生の場合

小・中・高校生の場合、熱中症の発生は課外活動時や、集団行動時のスポーツの時間に多く発生ています。無理のない活動計画や水分補給をこまめにするようにしましょう。
特に暑い時期の活動時は約20分おきにスポーツ飲料などを取るようにしましょう。汗と一緒に塩分も体外に出でしまうので、食塩水(1ℓに1~2gの塩を加えたもの)などもおススメです。
飲み物の温度も5~15度位に冷えていると体の深部の体温が効果的に下がります。

また、運動時には大量の汗をかきます。汗が蒸発するときに体の熱を奪って体温が下がります。体温調節をサポートするためにも、帽子で日光を防ぐようにする・ウエア―などは運動用に開発された、吸水性・速乾性・通気性の高いものを着用するようにしましょう。

学校などでは、個人の体力にかかわらずに同じ活動を行うため、人によっては無理をしがちです。特に夏場は体調を確認して十分な水分補給や休憩をとれるような環境をつくるようにしましょう。

年齢が高くなるにつれて、普段の生活を自己管理するようになります。しかし、現代の子供たちは携帯やパソコンなどの普及により、夜遅くまで友達と連絡を取り合ったりしているのも現実です。特に熱中症がピークとなる夏は、夏休みと重なり生活も不規則になることが多いです。夜更かしして睡眠不足になると、疲れが溜まります。しっかりと睡眠を確保出来ているか普段の生活にも注意しましょう。

また夏休みには、普段と違い食生活も乱れがちです。暑いからといって清涼飲料水やアイスなど冷たい嗜好品ばかりをとり、食事の時間にはお腹がすいていない。などのようなことにならないように気を付けましょう。また夜遅くまで起きていて、朝起きれず、朝食を抜いてしまうことも夏休みにはみられます。1食欠けると栄養のバランスや自律神経にも影響を及ぼします。特に熱中症が起きやすい夏は3食しっかりとバランスよく食べることを心掛けましょう。

スポンサーリンク

成人の場合

室内でのオフィスワークでも熱中症になることがあります。炎天下であれば「暑いから熱中症に気をつけよう」と対策しますが、オフィスワークをしていると自分が熱中症になっていることに気が付かないという事もあります。高温、多湿、通気性の悪い環境や、窓から直射日光が入るような時は、カーテンやブラインドなどで対策をしましょう。特にデスクワークではパソコンなどの機器からの熱がでます。いつの間にか熱中症になってしまうこともあるので注意しましょう。

特に気温が高く湿度が高い、梅雨の時期は要注意です。湿度が高いという事は汗が蒸発しづらいということなので、体温が体外へ逃げにくくなります。クールビスを取り入れた服装をするなどの対策もしましょう。

屋外での長時間の作業は、効果的に体温を下げるために、頭や首回り、脇の下に濡らしたタオルや市販の冷却材などを上手に使うようにしましょう。水分補給はこまめに、スポーツ飲料などを補給するようにしましょう。衣類は吸水性・速乾性に優れた衣類を選ぶようにしましょう。

高齢者の場合

高齢者は加齢によって汗をかいたり、体内の熱を外に逃がすといった体温調節の働きが低下しています。体の中の水分量も若者と比べると低いため、脱水状態に陥りやすくなっています。また、体の老廃物を排出する際に、たくさんの尿を必要とします。暑さやのどの渇きを感じにくくなるようになるため、周囲の人が気を配る必要があります。

年齢を重ねると、皮膚の温度感受性が鈍くなるため、気温の上昇を自覚しにくくなります。衣服の調節などの体温調節が遅れがちになることもあるため、家族や周囲の人が気温の変化に配慮するようにしましょう。

高齢者の中には、エアコンに長時間あたると、電気代がかかる。エアコンの冷風が体に良くない。と思い込みエアコンの使用を控える人がいます。昔は夏に30度を超える日がそう多くはなかったため、扇風機だけで過ごそうとする人もいます。しかし、現代の日本は亜熱帯地域のような高温多湿です。エアコンを使用していなかったことで高齢者が熱中症にかからないように、周りの人が熱中症の知識を伝え、エアコンや扇風機を使用してもらうようにしましょう。また、エアコンを使用する際は設定温度は28度を超えないようにし、風が直接体に当たらないよう調節しましょう。

水分補給をすると、トイレが近くなる。といって高齢者は水分を取らないことがあります。それでなくても、若い頃と比べて、体内の水分量が減っているのに、暑さにより、汗をたくさんかくと、脱水症状になりやすくなります。また、高齢になると、のどの渇きを感じなくなるため、周囲の人が声をかけて、水分補給を促すようにしましょう。喉が渇いたと感じるときには、すでに脱水症状が始まっています。喉が渇くまえに水分補給をするようにしましょう。

入浴でも汗をかくことにより、水分が失われます。高齢者だけではなく、脱水を予防するためにも入浴前にコップ1杯の水分を取るようにしましょう。また、寝ている時にも汗はかきます。特に夏場は多くの水分を失います。寝る前にもコップ1杯の水分を取るようにしましょう。また枕元にも水を置いておくと、夜中にトイレに目が覚めたときに、水分を取るようにすると熱中症の対策になります。

また、高齢者の中には熱い日は外に1歩も出ないという方がいます。しかし、外に出ないと暑さには慣れません。一日中部屋の中でじっとしていて、エアコンを使用していると、体力もおちてしまします。朝や夕方など、気温が下がっている時間に、無理のない範囲で水分を補給しながら、汗をかく習慣をつけましょう。

スポンサーリンク

まとめ

年齢によって、また環境によって熱中症の対策は違ってきます。特に近年では都市部などにおけるヒートアイランド現象による気温の上昇がいわれています。すべての年代の人が熱い夏を乗り切るためにも、上手に熱中症の対策をしていきましょう。

 - 熱中症