寒暖差アレルギーの症状で咳?原因と対策は?
アレルギーの中でも、四季を通じて、発生する可能性のあるものの一つに
寒暖差アレルギーがあります。
私もアレルギー体質で、喘息を患った経験がありますので、この寒暖差アレルギーももちろん経験しています。
子供の時には、寒暖差を感じたときに、次に喘息の発作が来るのがわかります。
これらの経験も交えてその対策を見ていきましょう。
目次
寒暖差アレルギーの症状は?
寒暖差アレルギーの症状は、アレルギー性鼻炎などの症状と似ている部分があります。
- くしゃみ
- 咳
- 鼻水
- 肌荒れ
- イライラ
- 湿疹や蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。
寒暖差アレルギーの特徴は、アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)がないので、花粉症の様に目が充血したりすることがありません。
また、子供で喘息などのアレルギーを持っている場合は、特に気を付ける必要があります。
寒暖差アレルギーにより、気管支が刺激され、喘息の発作を引き起こすきっかけになります。
私も子供の時に、急に寒い外に出て喘息の発作(ゼイゼイ)と咳が出た記憶があります。
寒暖差アレルギーの時期は?
寒暖差アレルギーは、自律神経が許容する温度差(約7度)を超える環境があると発症する可能性があります。
冬場は、温かい室内から、外に出たとき
夏場は、暑い外からクーラーの効いた室内に入ったとき
また、春と秋は、気候が不安定になるので、昼と夜の気温差が10度を超える時も要注意です。
寒暖差アレルギーの原因は?
寒暖差アレルギーの原因は、環境の温度差です。
そのほかのアレルギーの様にアレルゲンがないので、アレルゲンを除去することができません。
寒暖差アレルギーの対応は?
寒暖差アレルギーの対応は以下の3つになります。
- 体が急激な寒暖差を感じないようにする
- 体の抵抗力をつける
- 自律神経を緩和する
体が急激な寒暖差を感じないようにする
急冷たい空気を吸うことで、気管支や鼻腔の粘膜が過敏に反応することや、肌で寒さを感じることでアレルギーの症状が起こります。
冬場外に出るときに、十分な防寒具で寒さを感じないようにすることと、冷たい空気を急に吸わないようにマスクをすることが大切です。
特に、子供で喘息を持っている場合は、急に冷たい空気を吸わないようにしてあげてください。マスクをするだけでもずいぶん違いますよ。
夏場では、急に涼しいクーラーの効いた部屋に入るときに、袖のあるものを一枚羽織るだけでも効果があります。
子供は、着るのを嫌がりますが、涼しいところに慣れるまででもいいので、最初着させてあげてください。
涼しい環境になじんだら脱げばよいのです。
また、アレルギーの子供への配慮としては、クーラーの温度を少し高めに設定しておくことも大切です。外気温との差が7度以下になるようにすることでも体への負担も軽減します。
体の抵抗力をつける
寒暖差アレルギーは、体が寒さを感じることで発症しますので、少し寒暖差があっても”寒い”と感じないことも重要です。
そのためには、体を健康にしておくことが重要です。
- 睡眠
- 栄養
- 運動
この3つを確りと続けることです。
また、体を鍛えるために、冬場の乾布摩擦なども効果があると思います。外国では子供に冬場裸で外に一定時間遊ばせるところもあります。
非常に効果がありますが、この方法は、発作を逆に起こさせる可能性もありますので、慎重に進める必要があります。(必要によりお医者さんと相談が必要ですね)
自律神経を緩和する
これは、ゆっくりお風呂に入ることが一番です。
ただし、熱すぎるお風呂は逆効果ですよ!
寒暖差アレルギーの治療薬は?
寒暖差アレルギーの治療薬は、残念ながらありません。
対処療法で、鼻水が出る場合は、アレルギー性鼻炎の薬(抗ヒスタミン)などで症状を抑えるしかありません。
◆まとめ◆
アレルギーの中でもアレルゲンがないものです。
環境への配慮と自己防衛でこのアレルギー症状が出ないようにしたいものです。
寒暖差アレルギーは、繰り返すとイライラや肌荒れの原因にもなります。また、夏が終わった後にも夏バテという形でも影響が残ることもありますので、確りと対応しながら、元気に過ごしたいですね。