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潰瘍性大腸炎の症状と食事、そして完治可能性が簡単に解る!

      2016/05/04

安部首相を過去に辞任に追いやったとされる潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)。
近年、病気に縁遠そうなスポーツ選手が発症するなど患者数が増加している。
ここでは、症状、治療法、食事を通じて、完治について調べてみたので、判りやすく報告します。
(但し、本内容も一面的な内容になりますので、判断は個人責任でお願いします。)

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◆潰瘍性大腸炎の症状

症状は、主に「粘血便」・「下痢」を自覚して生じる場合が多く。重症化すると「発熱」・「体重減少」・「腹痛」・「貧血」などを伴ってきます。
安部首相の場合も、国会中に何度(1時間に1回程度)も中座せざるを得ない状況もあったらしいです。
大腸粘膜の炎症によって腸の蠕動機能(せんどう機能:筋肉の収縮により物を送り出していく機能)が失われたり、大腸のひだが無くなったり、消化管に穴が開くこともあります。
合併症状により、腸以外に関節や皮膚、眼、耳、咽喉、足指、手指などに疾患が現れることも知られており、これは免疫異常が関係していると考えられています。

<関連記事:潰瘍性大腸炎その症状を詳しくチェック。>

◆潰瘍性大腸炎の発症年齢

潰瘍性大腸炎は、一般的には10~30歳、50~60歳代に発症するといわれていますが、日本では男性で20 – 24歳、女性では25 – 29歳に多く発症しています。しかし、近年40歳代から60歳代の発症例も増えています。
平成21年度の患者数は約11万人とされ、毎年5000人程度増加している。米国での患者数は約100万人といわれています。

◆潰瘍性大腸炎の原因

これだけ患者数が多い病気ですが、はっきりとした原因がわかっていません。これまでに腸内細菌の関与や本来は外敵から身を守る免疫機構が正常に機能しない自己免疫反応の異常、あるいは食生活の変化の関与などが考えられていますが、まだ原因は不明です。

◆潰瘍性大腸炎の発見

細菌性、ウイルス性の感染性腸炎で無いことを診断してから、潰瘍性大腸炎を疑い検査が行われます。
主に内視鏡により、直腸から大腸にかけての症状を見ることで発見されます。
また、症状の重さは「血便回数」「便回数」「発熱」「腹痛」「頻脈」「貧血」「赤沈」などと「内視鏡所見」で評価されます。

◆治療法

緩解・再燃を繰り返すため、治療は大きく以下の2つが行われます。
緩解維持療法:炎症が治まっている状態を維持する。
緩解導入療法:炎症が強くなり再燃・活動時した状態から炎症を抑えていく。

>薬物療法

「緩解維持療法」・「緩解導入療法」共に薬物療法が基本となります。
>>飲み薬
サリチル酸製剤
緩解維持療法・緩解導入療法共に使用されます。
ステロイド療法
主に緩解導入療法に用いられます。
ステロイドパルス療法
強力な緩解導入療法として、主にメチルプレドニゾロンなどを用いて行われます。
>>坐剤・注腸剤
局所治療としてリンデロン®、ステロネマ注腸®、プレドネマ注腸®があります。
>>免疫抑制剤
緩解導入療法に用いられ、非常に効果的な薬事療法であすが薬剤の血中濃度測定が必要であるため実施できる医療機関は多くありません。また、保険適用外の薬も多くあります。
>>分子標的治療薬
以前からクローン病で用いられてきた方法です。
>>血球成分除去療法
透析を用いて、患者の体外に血液を循環させ、炎症を起こす免疫細胞(顆粒球・単球・リンパ球など)を血中から取り除く治療法で、緩解導入療法として薬物療法と共に行われまする。

>外科療法

多くの場合、内科治療で症状が改善しますが、重症例、副作用で内科治療ができない場合、大量出血、大腸に孔が開いた場合、癌の疑いがある場合は、外科手術(大腸全摘術)が行われます。
大腸全摘術の際には、小腸で人口肛門を作る場合もありますが、近年では、小腸で便をためる袋(回腸嚢)をつくって肛門につなぐ手術が主流となっています。この場合、術後は普通の人とほぼ同様の生活を送ることができます。

>食事指導

潰瘍性大腸炎では食事療法を行う場合と行わない場合がありますが、基本的に、腸に負担をかけないように食事指導されます。
内容は高蛋白・高カロリーを心がけ、低脂肪・低繊維食も奨励されます。香辛料・チョコレート・ココア・牛肉・カレーなどは避けるように指導されます。また、症状が重くなる場合は絶食し、点滴による栄養とカロリー補給を行う場合があります。

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◆潰瘍性大腸炎の完治

原因と決定的な治療法が無いのがこの病気の一番難しいところです。
症状の軽重を繰り返すことも特徴で完治が難しいといわざるを得ません。

<関連記事:再発のきっかけと次の手立ては?

◆まとめ

潰瘍性大腸炎は、一度発症すると、生活や仕事に大きく影響する病気です。症状が疑われる場合は、すぐに専門医の診察を受けることが必要です。
原因がまだわかっていませんが、治療法については、現在も様々な研究が進められています。
その例として、豚に寄生する鞭虫の卵を服用させる治療法、健常人糞便腸注(糞便移植)療法、大腸崩壊性カプセルにビフィズス菌を内包させた物を経口投与するなど、あらゆる可能性が探られています。
また、喫煙(たばこ)が潰瘍性大腸炎の病態を軽減するとの報告もありますがこれも研究段階です。
一日も早く、その治療が開発され病気に苦しむ疾患者の福音となることといいですね。

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