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食物アレルギー 症状別の検査とは?その費用は?

   

最近、食物アレルギーという言葉をよく耳にします。
さまざまな食材に対してアレルギーを示すものです。 食物アレルギーは、急激な症状であるアナフィラキシーを起こすと命にかかわる問題となりますので、食物アレルギーへの対策は、その原因をしっかりと確認し、その対策をとることになります。

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今回は、そのアレルギー検査の種類と検査を中心に話を進めます。

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その原因を知る「アレルゲン※を知る」

※アレルゲン:アレルギーを引き起こす原因となる物質。抗原。

一言でアレルギーと言っても、その症状と原因はさまざまです。アレルギーというと、喘息や花粉症、蕁麻疹と連想される言葉はありますが、もし、自分や周りの人で、継続的に体調がすぐれない人がいる場合は、何かアレルギーを持っていないか?検査する必要があります。アレルギーの中でも、アレルゲンに接触や摂取してから症状が出るまでに時間がかかるものもありますので、アレルギーと気づかない場合もあります。特に、食物アレルギーは、生活と密着したものですので、ぜひ一度、医療機関でアレルギー検査を受けましょう。
検査項目は、次の通りです。

問診

病院では、これまでの食習慣や食物アレルギーが出たときの状況、家族の中でアレルギーの人の有無などについてくわしく問診されます。
食物アレルギーが疑われたら、その症状が出るまでに、何を、どのくらい摂取し、その後どれくらい後に、どのような症状が出たかを中心に確認していきます。ただし、自分自身で考えている以外の食材がアレルゲンである可能性もありますので、医師の質問に忠実に答えましょう。
また、毎日何を食べたかを病院に行く前に日記をつけるのも役立ちます。

血液検査(IgE抗体)

血液を検査して、IgE抗体があるかどうかを調べます。病院によって検査法が多少異なりますが、結果は0~6といった抗体価(スコア・クラス)で表示されます。スコアが高いほど、抗体がたくさんあることを示しています。

抗体価の高さと症状の強さは、一致するとは限りません。例えば、卵白がクラス4でもゆで卵が食べられる人がいます。一方、クラス2でもアナフィラキシーを起こす人がいます。また、食物の除去をしても、抗体価が下がるとは限りません。

抗体価の値だけにとらわれずに、除去が必要かどうかを判断するためには食物負荷試験が必要です。
※IgE:免疫グロブリンのことであり、ヒスタミンなどと並んでアレルギー反応において中心的な役割を果たす分子の一つ

血液検査(ヒスタミン遊離試験)

血液とアレルゲンを混ぜ合わせて反応させ、実際のアレルギー反応と同じようにヒスタミンが作られてくるかどうかを調べる検査です。一般の保険診療でも検査できますが、検査できる食品は限られており、結果の解釈には専門の知識が必要です。IgE抗体が陽性だけれど、本当に働きがあるかどうか確認したい、という場合に役に立つことがあります。

皮膚テスト(プリックテスト)

これは、予想されるアレルゲンへの実際の反応を見るテストです。
皮膚にアレルゲン液を少量たらし、プリック針と呼ばれる専用の針で小さな傷をつけます。15分後、皮膚に出た赤みや腫れの度合いから、アレルゲンを判定します。蚊に刺されたようにはれると陽性と診断されます。

食物除去試験

アレルギーが疑われる食物を、一定期間完全に食べないようにして(完全除去)、症状(主に湿疹や胃腸症状)がおさまるかどうかをみます。
例えば、アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹の原因として食物アレルギーを疑った場合は、疑わしい食品を2-4週間完全に除去して症状が改善するかどうかを観察します。
試験的な除去の場合は、疑わしい食物を含むと思われるものは、できるだけ幅広く厳密に除去をすることが必要です。
症状が改善した後は、本当に除去したものが原因かを次の食物負荷試験にて確定します。
しかし、食物除去は、これまで食べていたものを食べないようにするわけですから、ストレスがかかります。もし症状の改善がなければ、むやみに除去する食品を増やすのではなくて、除去試験を中止し、お医者さんと相談しましょう。
また、母乳をあげている赤ちゃんへの検査の場合は、お母さんに対しても除去が必要です。

食物(経口)負荷試験

食物除去試験で症状の改善が見られた場合次にアレルゲンの正確な特定をする必要があります。除去していた食物を今度は限定的に、一定の間隔で食べてみて、症状が出るかどうかを調べます。
これにより、アレルゲンの特定、耐性獲得(食べられるようになる)の判断、リスクの評価ができます。しかし、この方法は細心の注意が必要で、再びアレルギーやアナフィラキシーが起こることがありますので、専門のお医者さんとよく相談して実施する必要があります。
テストのやり方は、病院によって様々です。ごく少量から始めて、15-20分毎に量を増やしながら繰り返し食べていく方法が標準的です。

アレルゲンにそなえる

アレルゲンがわかれば、対処方法はアレルゲンに触れない、食べないのが原則です。しかし、闇雲に食物アレルギーの可能性のあるものをシャットアウトすることで、過剰なストレスの原因になります。

アレルゲンの除去は必要最小限にしたいですね。

専門の医師としっかり相談し、除去を必要最小限にとどめることが大切です。特に小さいお子さんには注意が必要です。

食品表示を確認しましょう。

アレルゲンが特定したら、食べられるものを明確にしていく必要があります。
「きっと大丈夫だろう」とか「前回大丈夫だったから」は危険です。同じ加工品でも製造者が異なると添加剤が違います。
思わぬところに落とし穴がありますので、加工食品を購入するときは、必ずアレルギー表示を確認しましょう

加工食品のアレルギー表示について

食品衛生法で、アナフィラキシーを引き起こすリスクが高い「特定原材料※」の表示が義務付けられています。
※ 特定原材料:卵、牛乳、小麦、えび、かに、そば、落花生7品目。
この7品目は、アナフィラキシーを引き起こしやすいものです。

また、特定原材料に準ずるもの20品目についても義務化されてはいませんが、表示が奨励されています。

表示が奨励されている20品目

あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

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アドレナリン自己注射薬を携帯しましょう

 

食物アレルギーは、アナフィラキシーを伴い、一刻を争います。
そのため、アドレナリンの自己注射(エピペン)を携帯しましょう。また、子供の場合は、学校の先生にも所持を伝え、緊急時に本人が打てない場合でも対応できるようにすることが必要です。
エピペンの使用については、ある原則があります。それは、「迷ったら、射つ」です。そして、射ったら、救急車で医療機関の診療を受けるようにしましょう。

お医者さんについて

 

最後に、お医者さんについてです。
お医者さんの看板には、アレルギー科を謳っているところがありますが、多くは内科やそのほかの診療科をかねており、専門ではありません。 花粉症などであればいいかもしれませんが、食物アレルギーの診断は非常に難しいので、経験と知識が豊富なアレルギー専門の医療機関で診療と診断を受けることを強くお勧めします。

検査費用について

検査費用は、血液検査、5000円~6000円程度ですが、食物負荷試験などは入院しての検査となる場合がありますので、その場合50000円~60000円となります。

◆まとめ◆

アレルギーを持っている場合は、いかにアレルゲンを特定し、特化した対応をとることで、その後の人生を楽しく明るいものにすることができます。また、自己判断は危険です。そして、お医者さんについてもしっかりと見極めましょう。もし効果が出ない場合は、複数の医療機関に確認することが必要です。

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