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牡蠣での食中毒の原因は?

   

英語で「R」の付く月に食べるとおいしいといわれる食材!(October(10月)からApril(4月)まで)
そうです冬を代表する食材「牡蠣」海のミルクとも言われているだけあって、大振りの牡蠣は、生で食べると何とも言えないおいしさが、口いっぱいに広がりますよね。酢の物にしても、鍋にしても本当においしいです。
20151221224908[1]
http://workmam.hatenablog.com/entry/2015/12/22/062933
しかし、そんな牡蠣も食あたりの原因になります。 食あたりは夏のものと思っていると思いますが、牡蠣による食中毒は、夏場でなく、冬場に集中しています。

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美味しく食べたあとに、食中毒の地獄が待っているのではなんとも楽しめませんよね。
そこで、牡蠣の食中毒の原因を探り、食中毒にならずに牡蠣を楽しみたいと思います。

牡蠣による食中毒の症状は?

  • 突発的な激しい吐き気や嘔吐
    牡蠣による食あたりは、経験がある方はわかるだろうが、症状が突然やってきます。しかも、食べた後1日から2日後に発症します。
    そしてそこから始まる・・・
  • 下痢や腹痛
    これが耐え難い!
  • 発熱(38度前後)
  • 寒気

しかし、「あれ?」と思った方もいませんか? 牡蠣を食べてすぐに、嘔吐や下痢が始まることもあります。
これは、食中毒ではなく、”牡蠣アレルギー”です。
牡蠣アレルギーの場合は、吐き気や下痢の症状のほか、じんましんや呼吸器や粘膜に異常が見られ、呼吸困難になることもあります。
アレルギー症状が出たら、できるだけアレルゲンの牡蠣を吐き出したほうがいい場合があります。

牡蠣による食中毒の原因は?

牡蠣にあたる(食中毒)原因は、牡蠣の中に蓄えられたノロウィルスです。

つまり、牡蠣自体は、当たり前ですが毒性はありません。また、牡蠣の中でノロウィルスが増殖するわけでもないのです。
牡蠣のノロウィルスは、生活排水が原因です。牡蠣に限らずニ枚貝(ホタテ、アサリ、シジミなど)もノロウィルスを持っています。
牡蠣をはじめとする貝類は、栄養を摂取するために海水を取り込みその中にいるプランクトンを摂取します。
その海水の中にノロウイルスが含まれている場合、徐々に牡蠣の体にノロウィルスが溜まっていきます。

そのノロウィルスは、もともとノロウィルスに感染した人間の糞便が下水や生活排水を介して河川に流れ込み、海までたどり着いたものを牡蠣は海水と一緒に飲みこんでしまい牡蠣の体に溜まってしまうものです。
しかし、なぜ、牡蠣だけが大きく取りざたされるのか?
牡蠣は、生で食べることが多いことが要因です。
ホタテも生で食べますが、ウィルスが蓄積された内蔵は、ほとんどの場合生で食べません。
二枚貝の中でも、ノロウィルスが一番多く蓄えられているおはシジミであるとの報告もあるから驚きです。
<関連記事:食中毒の症状と症状の出るまでの時間は?

ノロウィルスとは?

Norwalk[1]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9#/media/File:Norwalk.jpg
ノロウイルスは、粒子の直径 が30-38nm(ナノメートル/100万分の1)の正二十面体で、ウイルスの中では小さい部類に属します。通常、ウイルスについての研究を行うには適切な動物培養細胞を探して感染させ、ウイルスを増殖させます。インフルエンザウィルスなどの場合は、卵を使って増殖させます。しかし、ヒトに感染するノロウイルスについては実験室的に増殖させる方法がまだ見つかっていません。このため、研究が遅れているのも事実です。
ノロウィルスの特徴として、乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃では4週間以上感染力を失わないとさています。また、ノロウイルスは非常に小さなウイルスですが、ウイルスが体内に10〜100個ほど入っただけで感染するほど、感染力が強烈に強いウイルスです。
ただし、熱には弱く、85℃以上の熱で90秒以上加熱する事により、ウイルスの活性を失わせる事ができると言われています。

ノロウィルスの潜伏期間は?

ノロウィルスの潜伏期間は、24時間~48時間といわれています。
よって、食中毒の症状が現れるのが1~2日後になります。

そのほかの食中毒の原因

牡蠣が原因での食中毒は、ノロウイルス以外に腸炎ビブリオ・貝毒などが原因で起こすことがあります。
しかし、腸炎ビブリオや貝毒は春から夏にかけて多く、牡蠣の旬の季節から外れるので、牡蠣の食中毒=ノロウィルスと考えられます。

ノロウィルスからの治癒は?

ノロウイルスに感染すると、嘔吐や下痢、発熱の症状が1~2日続き、その後自然に回復していきます。
通常後遺症なども残りません。ただし、老人や乳幼児、体調不良で免疫力が低下している状態だと症状が長引く事もあります。

ノロウィルスに感染したら?

残念ながら、特効薬はありません。
抗ウイルス剤はまだ、開発されていないので、対処療法しかありません。

【食中毒の対処療法】

  • 下痢止めや吐き気止めは飲まない様にしましょう
    食中毒での症状として、下痢、嘔吐、発熱があげられます。 そこで、止瀉薬(下痢止め)を飲む人も多いと思います。
    しかしこれは逆効果で、下痢止めを飲むことにより、ウイルスを体に止めてしまい症状が長引くことにつながります。
    しかし、下痢と嘔吐を繰り返すと脱水症状を起こし、衰弱しますので、水分補給をしながら、回復を待ちましょう。そして、水分補給もできない場合は、迷わず病院で点滴を打つってもらいましょう。驚くほど回復します。
    通常、軽度であれば、1〜2日ほどで症状が改善します。嘔吐がありますので、食事はしないほうがいいでしょう。
    それでも治らない、もしくは症状で発熱なども伴う場合は、命に関わる場合もあるので早期に病院を受診しましょう。
  • 二次感染を防ぎます
    ノロウイルスはウイルスの中でも特に感染力が強くすぐに周囲に広がります。食中毒でとても重要なのは、二次感染を防ぐことです。
    ノロウィルスの感染力は、驚異的で、ノロウイルスにかかった人が吐瀉して、それを拭いて処理したつもりが、そばを歩いただけで感染することもあります。

二次感染を防ぐために吐瀉物や便の処理の方法をご紹介しましょう。
まず準備するものがあります。

・使い捨てマスク
・使い捨て手袋
・使い捨てエプロン
・ペーパータオル
・塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)
・ビニール袋

やり方
1.まず窓を開けて換気をします。
2.処理をするにあたって使い捨てのマスク、エプロン、手袋を着用します。
3.ウイルスが飛び散らないようにキッチンペーパーで吐瀉物を静かに覆います。
4.そしてその上に消毒剤をふりかけます。
5.ウイルスを撒き散らさないように外側から内側に向かって吐瀉物を静かに拭き取りビニール袋に入れ、さらにその上から消毒剤をふりかけます。
6.ビニール袋を固く縛って、それを別のビニール袋に入れ二重にし、固く縛り、ゴミ箱に捨てます。
7.もう一度、床や便座に消毒液を吹きかけ、10分ほどおき水拭きします。
8.全てが終わったら、使用したマスク、エプロン、手袋はビニール袋に入れて固く結び捨てます。
9.最後に手洗いをしっかり行いましょう。

そして大変ではありますが、感染者本人が触れたドアノブやスイッチなどからも感染する恐れがあります。全てを管理して掃除するということは不可能です。ですので食事前はしっかりと確実に手洗いをしましょう。

牡蠣の食中毒にならないために!

ノロウィルスは、熱に弱いので、しっかり過熱することで、感染は防げます。
どうしても生牡蠣を食べたい場合は、必ず生食用の牡蠣を食べましょう。
(決して加熱と書かれた牡蠣を生で食べたりしない様に!)

生食用と加熱の牡蠣。どこが違うの?

スーパーで売っている牡蠣の生食用と加熱用はなにがちがうのか?
素人的には、鮮度が違うと考えがちです。 確かに鮮度が悪いものは生食用にはなりません。
しかし、大きな違いは、牡蠣の生産地(取れる場所)で決まります!
分かりやすく表現すると、
生食用 ⇒ ノロウィルスの居ない海でとれた牡蠣
加熱用 ⇒ ノロウィルスが居る可能性のある海でとれた牡蠣
となります。

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牡蠣といえば、広島というイメージがあり、実際に国内生産地ランキングは、1位が広島県、2位が宮城県、3位が岡山県です。
しかし、生かきの生産量で一番多いのは、生産高第2位の宮城県です。
特に宮城県松島産の生牡蠣は有名です。

牡蠣を食べる時の注意

最近ではオイスターバーなどが増えてきており、生牡蠣が手軽に食べれるよになってきました。
しかし、少し気を付けるだけでおいしくしかも安心していただけます。

【牡蠣による食中毒の予防法は?】
①生食用だからといって安心しない
スーパーなどに売っている牡蠣は生食用と加熱用があると思います。
生食用だからといって絶対に食中毒にかからないという保証はありません。しかし、オイスターバーのようにお店で生で提供している場合は、少なくとも産地を確認し、生食用の牡蠣が生産されている地方のものを食べるようにしましょう。 食べたことのない地方のものに手をだして、思わぬしっぺ返しをもらわない様にしましょう。(君子危うきに近寄らず。冒険心は無用)

②しっかりと加熱をする
ノロウイルスは熱に弱いのでしっかり過熱をすると死滅します。具体的に説明しますと、中心温度が85度以上で5分間加熱するとほとんどウイルスが死滅しリスクが激減すると言われています。牡蠣は加熱すると固くなりますが、ここは安全を優先しましょう。

③体調が悪いときは食べない
体調が悪いときは免疫力も落ちています。そんな時に、極微量でもウィルスが体内に入るとたちまち、感染してしまいます。

④使用した調理器具はしっかりと洗浄する
調理に使用した器具は漂白剤などでしっかりと洗浄しましょう。食洗器での高温での殺菌も効果的です。
牡蠣を調理した食器は、放置せずすぐに洗うことを心がけましょう。

⑤手洗い
感染者と触れた場合や、看病をした場合は、しっかりと手を洗いましょう。同じ家にいたとしても感染者の部屋から出たら、流水に30秒以上ながして、無菌状態にしたうえで、消毒剤を塗るぐらいの対応でもやりすぎではありません。

◆まとめ◆

ここまで読んで、すっかり牡蠣を食べる気がなくなった人もいるのではないでしょうか?
ノロウィルス対策では、加熱することが一番です。 牡蠣は、生で食べる以外、カキフライ、土鍋、牡蠣ご飯、ホワイトソースとのコキールなど、楽しみ方はさまざまです。
しっかり処理をして、おいしくいただき、「R」の付く月の食卓を楽しみましょう。

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