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エビアレルギーと口内炎の関係は?

   

冬の代表的な鍋の食材といえば、白身の鱈(タラ)、下関のフグ、そしてなんといってもカニですよね。
また、子供の好きな洋食の1位といっても良いくらい、子供も好きなエビフライ!
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http://mijikanazatugaku.seesaa.net/article/434105038.html

しかし、そのカニもエビも食物アレルギーの原因になっていることをご存知でしょうか?
軽い症状しか出てないことで、見逃しているかもしれません。エビやカニを食べて、唇や口の周りがヒリヒリしたり、かゆくなったり、口内炎のようなものができたら、まず甲殻類アレルギーを疑ったほうがいいでしょう。

また、同じ甲殻類でもエビとカニでは、アレルギーの症状が違います。
そんな、エビとカニの食物アレルギーについて、徹底的に探っていきます。
また、エビのアレルギーがある場合、意外なものにエビが入っていることがありますので、探っていきます。

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甲殻類アレルギーとは?

食物アレルギーは、アレルギーを起こす元(アレルゲン)を食べることによって、体の免疫機能が異常に反応し体に様々な症状を起こすものです。
そのアレルゲンが、甲殻類(エビやカニ)に含まれるたんぱく質である場合、甲殻類アレルギーと呼ばれるものです。

甲殻類アレルギーの症状とは?

食物アレルギーの特徴としては、食べたことにより全身に症状が出る場合と、食物が触れた部分だけに症状が集中する場合そして、両方が出る場合があります。
また、食物アレルギーの場合、時々、食中毒と間違うことがあります。しかし、食中毒と食物アレルギーとでは、治療法もことなりますので注意が必要です。
一概には、言えませんが、多くの場合、食物アレルギーは食べて数分から数十分後には症状が現れます。
しかし、細菌性の食中毒は細菌の増幅もしくは毒素が出るまでにしばらく時間がかかることからある程度わかります。

〔全身の症状〕
全身に様々なアレルギー症状が現れます。 痙攣や血圧の低下などのアナフィラキシー(短時間のうちに重篤なアレルギー反応が起こること)が起こり、重篤な場合は、命に影響を及ぼすこともあります。 アナフィラキシーが起こった場合は、すぐに医師の診療を受ける必要があり、症状が治まっても24時間は様子を見る必要があります。
〔体の表面的な症状〕
かゆみ、じんましん、口や眼の周りがはれる、浮腫、発疹など
〔消化器症状〕
おう吐、下痢など
〔気管症状〕
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、喉のイガイガ、ぜんそく発作などですが、喉の粘膜がむくんだりすることで、気道が狭まり呼吸困難に陥ることもあります。

甲殻類を食べてこのような症状が現れたら、すぐにアレルギー科を受診するようにしましょう。

甲殻類アレルギーの特徴

甲殻類アレルギーの最大の特徴は、アレルギーを起こす年代です。
食物アレルギーで代表される3大アレルゲンである
”卵” ”牛乳” ”小麦”
のアレルギーは、年齢を重ねるとアレルギー反応が軽減していき、食べることができるようになるケースがありますが、甲殻類アレルギーの場合は、幼少期に発症するとそこから軽減することがあまりありません。また、食物依存性運動誘発アナフィラキシーを起こすこともあります。

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食物依存性運動誘発アナフィラキシーとは?

エビやカニを食べただけではアレルギーの症状が起こらない場合であっても、食事の後に運動との複合要因で、突然アレルギー症状が出ることがあります。運動後に、じんましんがでたり、喉がかゆくなったり、のどの粘膜がむくんで、ゼーゼーと息が苦しくなるなど、急性のアレルギー反応がおきます。これを食物依存性運動誘発アナフィラキシーといい、その症状が全身におよびショック状態から重篤になることもあります。
原因食物として小麦、次にエビ、果物と続きます。これらの特定食物を摂取後、2~3時間後に運動するなどで発症します。原因としてアスピリン製剤の使用により誘発されやすくなりますが、その一番多いのが、小麦の原因抗原の”グリアジン” ・高分子量グルテニンであることが分かっています。 この症状が出る確率は、小、中、高校生では、10,000人に1人の割合といわれており、決して低い数値ではありません。

甲殻類アレルギーで注意が必要な食品は?

エビやカニを直接使用しているものを避けるのは当然ですが、以下の食品にもエビやカニが含まれていることがありますので注意が必要です。

  • えびせん (文字通り、エビが入っています)
  • ちりめんじゃこ、しらす (よく見ると、小さなエビやカニが入っていることがあります)
  • かまぼこ、ちくわ (原材料の白身魚がエビや小さなカニを食べていることがあります)

 

ちりめんじゃことしらすには小さなエビやカニが混ざっていることがあります。また、かまぼことちくわの原材料である魚がエサとしてエビを食べている可能性があります。

甲殻類アレルギーの予防法は?

アレルギーの予防は、アレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)を摂らないことです。
誤って食べてしまうことも絶対に避けなければいけません。そのためには、本人も気を付けなければいけませんが、周りのひとの協力も欠かせません。周りの人もアレルギーの正しい知識を持つことで、アレルゲンの混入を防ぐことができます。

また、エビやカニを食べなくても栄養のバランスを欠くことはありませんが、卵や牛乳などは育ちざかりの子供に大切な栄養素がふくまれているので、それに代わる栄養源を医師に選んでもらうことも必要です。

甲殻類アレルギーの治療法は?

 

食物アレルギーにより全身症状がでて、血圧が下がったり意識障害が現れたときは、できるだけ早くアドレナリン注射が必要です。アドレナリンは、血圧を上げて気管支を拡げる作用があります。事前に医師より、許可を得て常備しておく自分で注射できるアドレナリン注射が”エピペン”と呼ばれるものです。医療機関にもよりますが、アナフィラキシーを発症し、胸が息苦しい、呼吸困難となり唇の色が変わるチアノーゼが出た場合は迷いなくエピペンを足の前の外側の筋肉に注射するように指導されています。

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https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/60/Epipen.jpg

1度注射を行い、10分~15分程度様子をみて、改善が見られない場合は再度注射します。そして、できるだけ早く救急車の手配をしましょう。 ひとたび発症した場合、アドレナリンにて、気道を確保し、心臓の動きを強めても再発することが予想されます。エピペンを注射し症状が緩和しても、必ず医師の検診を受けましょう。

日常生活での注意は?

 

大人になると、食事についても知識が備わっていますが、子供の場合は、学校という集団生活の中で自分だけが違うことに対しての抵抗があります。給食などで、特別メニューに対する周りからの誹謗中傷を嫌うがあまり、アレルギーの原因を食べてしまうこともありますし、担任などが、うっかり通常と同じ食事を用意してしまうなど事故的に誤食することもあります。
親と子供と医師の間で、アレルギーについてよく話し合い理解することが必要です。

しかし、どんなに気を付けていても、少しならいいいか?とお菓子の交換など親や教師の監視の届かないところで誤食することも十分に考えられます。

注意することも必要ですが、教師や周りの子供たちにも、症状が出た場合の対処法を共有することで、命が守られることがあります。

誤食をした場合の対応は?

<食物アレルギーの反応が出たときは>
•食べ物が口の中に残っている場合は、取り出して口をゆすぎます。また、口の周りを濡れたタオルで拭きますが、周りに広がらないように注意しましょう。
•飲み込んだものは吐かせなくてよいです。無理に吐かせて、食道や気管を刺激することで症状を悪化させることも考えられます。
•呼吸をしやすいように横になって足を上げます。顔を横に向け、嘔吐したものが逆流しないようにも気を付けましょう。

<アナフィラキシーが起きたときは>
•エピペンを持っている場合は、迷いなく注射をして救急車を呼びます。
●周りの人と協力し、決して症状から目を離さずに見守ることが重要です。

◆まとめ◆

甲殻類アレルギーは、食物アレルギーの中でも、全身症状としてアナフィラキシーが起きることもあります。また、加工品などで原材料にも注意が必要で、必ず食品表示を確認するようにしましょう。 エビもカニも美味しい食材ですが、避けることが可能な食材といえます。 アレルギーを持っている本人だけでなく周りの人が理解し協力することで発症を防ぐことができることをみんなで理解していきましょう。

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